# 高額療養費の多数回該当とは｜4か月目から上限が下がる・転職や区分変更でカウントはどうなるか

> 高額療養費の多数回該当は、直近12か月に3か月以上支給を受けると、4か月目から自己負担限度額が下がる仕組みです。区分ウで医療費が月100万円なら、92,940円が44,400円になります。転職・退職で保険者が変わったときや、家族の被扶養者になったときは通算されません。70〜74歳が通院の限度額で受けた回数も数えません。昇給・降給で所得区分が変わっただけなら、通算しないとする記載は無く、回数は続く形です。

URL: https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/
出典つきの原文は上のURLのページにあります。制度データ（CC BY 4.0）: https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/data/rates.json

**多数回該当は4か月目から上限が下がる。ただし保険者が変わると数え直し**

直近12か月に3か月以上、高額療養費の支給を受けると、**4か月目から自己負担限度額が下がります**（多数回該当）。
区分ウで医療費が月100万円なら、通常の92,940円が44,400円になります（2026年8月〜）。
長く続くほど負担が軽くなる仕組みですが、
それは**いま加入している保険者のもとで積み上げた月数**にだけ付いてきます。
健康保険組合から国保へ、会社員から家族の扶養へ、と保険者や立場が変わると、カウントは0に戻ります。
ただし**協会けんぽどうしの転職なら、回数は続きます。**
昇給や降給で[所得区分が変わっただけ](#kubun-henko)のときも、保険者と立場が同じなので、回数は続く形です（区分変更を名指しした記載はありません）。

公開：2026年9月24日
更新：2026年10月27日
制度データ最終確認：2026年10月27日（引っ越したときの回数を追加）
出典：全国健康保険協会

## 1. 多数回該当とは何か

高額療養費で払い戻しを受けた月が一定回数を超えると、
**そこから先は自己負担限度額そのものが下がります。**協会けんぽの記載です。

> 療養を受けた月以前の1年間に、3か月以上の高額療養費の支給を受けた場合...には、
> 4月目から「多数回該当」となり

70歳未満の場合、下がったあとの限度額は所得区分ごとに決まっています。

| 所得区分 | 多数回該当の限度額（月） |
| --- | --- |
| ア　標準報酬月額83万円以上 | 140,100円 |
| イ　標準報酬月額53万〜79万円 | 93,000円 |
| ウ　標準報酬月額28万〜50万円 | 44,400円 |
| エ　標準報酬月額26万円以下 | 44,400円 |
| オ　住民税非課税世帯 | 24,600円 |

## 2. 限度額は上がったのに、多数回該当は据え置かれた

2026年（令和8年）8月に、高額療養費の自己負担限度額が引き上げられました。
ところが**多数回該当の額は、5つの区分すべてで1円も変わっていません。**

| 区分 | 多数回該当（改正前） | 多数回該当（2026年8月〜） |
| --- | --- | --- |
| ア | 140,100円 | 140,100円 |
| イ | 93,000円 | 93,000円 |
| ウ | 44,400円 | 44,400円 |
| エ | 44,400円 | 44,400円 |
| オ | 24,600円 | 24,600円 |

通常の月の限度額は上がっています。区分ウで医療費が月100万円かかる場合、
改正前は**87,430円**、改正後は**92,940円**で、5,510円ぶん重くなりました。
**つまり改正によって、通常の月と多数回該当の月の差が開いています。**
長く療養する人ほど、4か月目にたどり着けるかどうかの意味が大きくなったということです。

## 3. 保険者が変わると通算されない

ここが、まとめ記事でほとんど触れられていない部分です。協会けんぽに明記されています。

> 保険者が変わったときは多数回該当の月数に通算されません。

> 被保険者から被扶養者に変わった場合などは、多数回該当の月数に通算されません。

多数回該当は**制度そのものに付いてくる権利ではなく、いまの保険者のもとで積んだ実績**です。
次のようなときに、積み上げた月数は引き継がれません。

- 転職して、健康保険組合から協会けんぽへ（またはその逆、別の健康保険組合へ）移ったとき
- 退職して、国民健康保険に切り替えたとき
- 退職して、家族の健康保険の**被扶養者**になったとき

### 協会けんぽどうしの転職なら、数え直しにならない

協会けんぽは全国で1つの保険者です。会社が変わって加入する支部が変わっても、
**保険者そのものは変わりません。**よくある質問にこう書かれています。

> 以前の健康保険が協会けんぽで、後に加入した健康保険も協会けんぽ等、保険者が変わらず、
> かつ被保険者から被保険者、被扶養者から被扶養者など（同一被保険者の被扶養者に限ります。
> 被保険者が変わった場合は継続できません。）変更がなければ、高額療養費の該当した回数を継続することができます。

つまり分かれ目は「転職したかどうか」ではなく、**保険者が変わったかどうか**と、
**被保険者か被扶養者かの立場が変わったかどうか**の2つです。
転職先の健康保険が協会けんぽか健康保険組合かは、保険証（資格確認書）や資格情報のお知らせで確認できます。

同じFAQには、数え方についてもう2つ書かれています。
限度額適用認定証などを使って**窓口で上限までしか払わなかった月も、回数に含まれます。**
また、該当した月が**連続している必要はありません。**

### 退職して家族の被扶養者になったとき

協会けんぽの「多数回該当とは」の説明には、数える単位について次の2文があります。

> 多数回該当は同一被保険者で適用されます。

> 退職して被保険者から被扶養者に変わった場合などは、多数回該当の月数に通算されません。

自分が被保険者として積んだ回数は、家族の被扶養者になると引き継がれません。
家族の加入先が同じ協会けんぽでも同じです。上のFAQのとおり、継続できるのは
「被保険者から被保険者」「同じ被保険者の被扶養者から被扶養者」のときに限られます。

### 70歳以上の人は、通院の限度額で受けた回数を数えない

> なお、70歳以上75歳未満の高齢受給者が、通院の限度額の適用によって高額療養費を受けた回数は考慮しません。

70〜74歳には、通院（外来）だけにかかる限度額が別にあります。その通院の限度額で払い戻しを受けた月は、
多数回該当の回数に入りません。名古屋市の国民健康保険も
「外来（個人単位）のみで高額療養費の支給があった場合は回数に含めません（現役並み所得世帯を除く）」としています。
このサイトの計算と判定は70歳未満が対象です。

### 所得区分が変わった（区分変更）とき、カウントはどうなるか

昇給や降給で標準報酬月額が変わり、区分ウからイへ、のように所得区分が変わることがあります。
この**区分変更のときに回数がどうなるかは、協会けんぽの案内に書かれていません。**

協会けんぽが「通算されない」として挙げているのは、①保険者が変わったとき、②被保険者から被扶養者に変わった場合など、の2つです。
所得区分が変わることは、ここに入っていません。また「同一保険者での療養」「同一被保険者」という2つの条件は、
区分が変わっても満たしたままです。原文に当てはめると、**同じ保険者・同じ立場のままなら回数は続く形**になります。

ただし、区分変更を名指しした記載は、協会けんぽ・厚生労働省・確認した自治体の国民健康保険のページ（長野県・名古屋市）、協会けんぽの宮城支部・山梨支部が出している多数該当のQ&A資料（2026年10月20日確認）のどれにもありませんでした。
療養中に区分が変わった人は、加入している協会けんぽの支部か健康保険組合に
「区分が変わる前の月も回数に入るか」「4回目以降はどちらの区分の金額になるか」を確かめてください。

**2027年8月には、所得区分そのものが細かく分けられる予定です**（協会けんぽ。[13区分の表と、自分の区分の判定](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/kubun-2027/)）。
あわせて「標準報酬月額が15万円以下の方」の多数回該当の金額が引き下げられます。
区分が変わるときに回数をどう引き継ぐかは、2026年10月13日時点で公表されていません。

**療養が続いている最中に保険者が変わる転職・退職は、ここに影響します。**
3か月ぶん積んで、4か月目から負担が軽くなるはずだったところで保険者が変わると、
そこからまた3か月は通常の限度額を払うことになります。
  
  
退職日を選べる状況なら、多数回該当まであと何か月かを確認しておく価値があります。

なお、厚生労働省の専門委員会の資料（2025年12月15日）には
「加入する保険者が変わる際に、多数回該当のカウントがリセットされる仕組みへの対応は今後検討」とあります。
協会けんぽの案内は、2026年10月13日に確認した時点でも「通算されません」のままです。

### 引っ越しても、多数回該当の回数は続くか

多数回該当の回数は、保険者が変わると数え直しになります。国民健康保険は2018年4月から都道府県も保険者になり、同じ都道府県の中の引っ越しなら回数を引き継ぐ決まりができました。加入している保険と引っ越し先を選ぶと、回数がどうなるかを返します。

*【判定：引っ越したら、多数回該当の回数は続くか】選んだ条件で計算する判定です。[ページ](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/)をブラウザで開くと使えます。*

この結果から次に調べること：多数回該当に届く治療が9か月以上続くなら、次は年間上限です。→ [高額療養費の年間上限は、9か月以上続く治療から効いてくる](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/nenkan-jogen/)

## 4. いくら変わるのか

区分ウ（標準報酬月額28万〜50万円）の人が、医療費が月100万円かかる状態で6か月療養した場合です。
通常の月の限度額は92,940円、4か月目からは44,400円になります。

|  | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 |
| --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- |
| 同じ保険者のまま | 92,940 | 92,940 | 92,940 | 44,400 | 44,400 | 44,400 | 412,020 |
| 5か月目に保険者が変わった | 92,940 | 92,940 | 92,940 | 44,400 | 92,940 | 92,940 | 509,100 |

差は**97,080円**。医療の中身も、療養の長さも、同じです。
**変わったのは、どの保険者に加入しているかだけです。**

この試算では、2026年8月に新設された**年間上限**（8月から翌年7月までの合計に付く上限。
区分ウは53万円）は重ねていません。年間上限が保険者をまたいでどう扱われるかは、
原典に明示がないためです。ここでは月ごとの限度額の積み上げだけを示しています。

## 5. 自分は何か月目か、選んで確かめる

数えるのは**いまの保険者のもとで積んだ回数**です。
途中で保険者が変わっているなら、変わったあとの回数だけを数えてください。

*【判定：次の月から限度額は下がるか】選んだ条件で計算する判定です。[ページ](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/)をブラウザで開くと使えます。*

### 保険者が変わると、いくら増えるか

治療の途中で転職や退職をして保険者が変わると、多数回該当の回数はゼロから数え直しになります。治療が続く月数と、保険者が変わる月を選ぶと、合計の自己負担がどれだけ増えるかを出します。

*【判定：保険者が変わると、自己負担はいくら増えるか】選んだ条件で計算する判定です。[ページ](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/)をブラウザで開くと使えます。*

### 治療が飛び飛びでも、多数回該当になるか

多数回該当は「連続した月」ではなく「直近12か月のうち3回」で数えます。抗がん剤のように1か月おきの治療でも、4回目から上限が下がります。治療の続き方を選ぶと、どの月が多数回該当になるかを出します。

*【判定：治療が飛び飛びでも、多数回該当になるか】選んだ条件で計算する判定です。[ページ](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/)をブラウザで開くと使えます。*

### 区分ごとに、1年で減る額を並べる

多数回該当で下がる額は、区分によって違います。毎月の医療費を選ぶと、12か月続けて治療した場合に、ア〜オの区分ごとにいくら減るかを並べます。

*【判定：区分ごとに、多数回該当で1年にいくら減るか】選んだ条件で計算する判定です。[ページ](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tasukai-gaito/)をブラウザで開くと使えます。*

区分ごとの比べ方は、ほかの記事にもあります。
[年間上限で戻る額を区分ごとに比べる](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/nenkan-jogen/#kubetsu)／
[入院が月をまたいだときの差を区分ごとに比べる](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/tsuki-matagi/#kubetsu)

## 6. 自分の場合を確かめる

1. **直近12か月で、高額療養費の払い戻しを何回受けたか。**
   3回に達していれば、次の該当月から限度額が下がります
2. **その間に保険者が変わっていないか。**
   変わっていれば、変わったあとの回数だけで数え直しになります
3. **これから保険者が変わる予定はあるか。**
   転職・退職・被扶養者になる予定があるなら、その前後で負担が変わります

回数の数え方や、世帯で合算した月の扱いは、加入している保険者によって運用の説明が異なる場合があります。
**最終的な判断は、加入先の健康保険組合・協会けんぽ・お住まいの市区町村にご確認ください。**

### 多数回該当は、自立支援医療の「重度かつ継続」の条件にもなる

精神科の通院や人工透析などで自立支援医療を使っている人は、医療保険の多数回該当に当たると、病名にかかわらず「重度かつ継続」として扱われます。
厚生労働省は対象者を「医療保険の「多数回該当」の方（直近の12か月間に、国民健康保険などの公的医療保険の「高額療養費」の支給を3回以上受けた方）」としています。
住民税が課税されている世帯では、自立支援医療の月の上限が5,000円・1万円・2万円になります。
くわしくは[自立支援医療の自己負担](https://aligno.jp/kougaku-ryoyohi/jiritsu-shien/#juudo)で判定できます。

## 参照した一次情報

- [全国健康保険協会「高額療養費」](https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/high_cost_medical_expenses/002/index.html)（多数回該当の要件と金額・同一保険者・同一被保険者で適用されること・保険者が変わった場合と被扶養者になった場合は通算されないこと・70〜74歳の通院の限度額の回数は考慮しないこと・2027年8月の区分見直しと標準報酬月額15万円以下の引き下げ）
- [全国健康保険協会「よくあるご質問：高額な医療費を支払ったとき」](https://www.kyoukaikenpo.or.jp/faq/benefit/004/index.html)（協会けんぽどうしなら回数を継続できること・現物給付の月も回数に含むこと・連続している必要はないこと）
- [全国健康保険協会「【制度改正】令和8年8月から高額療養費制度が見直されます」](https://www.kyoukaikenpo.or.jp/about/business/public_relations/009/002/index.html)（多数回該当の数え方：療養を受けた月以前の1年間に3か月以上の支給を受けた場合、4か月目から）
- [厚生労働省 第8回高額療養費制度の在り方に関する専門委員会 資料2「高額療養費制度について」（2025年12月15日）](https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001612339.pdf)（保険者が変わる際のカウントのリセットへの対応は今後検討）
- [名古屋市「高額療養費」（国民健康保険）](https://www.city.nagoya.jp/kurashi/hoken/1011736/1011758/1011769/1011773.html)（外来（個人単位）のみの支給は回数に含めないこと）
- [厚生労働省「高額療養費の多数回該当に係る該当回数の引継ぎについて」](https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000198670.pdf)（同一都道府県内の他市町村へ住所を異動した場合に該当回数を引き継ぐ（2018年4月から））
- [栃木県「同一都道府県内市町村間の住所異動に伴う高額療養費多数回該当の判定」](https://www.pref.tochigi.lg.jp/e09/documents/tasuukaigaitou.pdf)（世帯の継続性が保たれている場合に引き継ぐ）
